ボン・ディーア!
ポルトガルでは先週末くらいから、連日、夏の陽気で人々がビーチに飛び出しております。当初、海開きは6月と言ってた気がするのですが・・・暑すぎて待てなかったのでしょうか。
日曜日には、大統領と首相もそれぞれビーチでのんびりしたとニュースになっていました。二人とも水着姿の映像が流れ、大統領にいたっては泳いでる姿、半裸でインタビューに答える姿、人々と2メートル離れてセルフィーする姿なども映されていました。
政治家としての行動なのか、天然なのか定かではありませんが、暑くなると、こうして一気にビーチに繰り出すのが典型的なポルトガル人のようです。
燦々と降り注ぐ紫外線でウイルスのパワーも弱まり、人々はストレスを発散、ビタミンDを生成して免疫機能を高めることでしょう。経済の問題は残っていますが、明るい気持ちは大事ですから、おおらかなポルトガル・・・いいと思います!
コロナより猛威を奮っていた勢力が・・・
ポルトガルで非常事態宣言が出された3月中旬、我が家には新型コロナウイルス以上に猛威を奮っていた勢力がおりました。
ベッドバグです。ダニだと思っていましたが、日本語ではトコジラミと呼ぶようです。
2月までは最低気温10度以下、最高気温20度以下だったリスボンも、3月に入ると最高気温が20度を超える日が増え、朝晩の冷え込みもなくなりました。
その頃、私たちは、身体のあちこちが痒くなり、虫刺されの痕が見られるようになったのです!
日本人はヨーロッパのベッドバグに弱い
これまで自宅のベッドでベッドバグの被害に遭ったことがなかったので、どうしようとうろたえました。
大家さんに相談すると、マットレスは1年しか使ってないし、自分たちがいた頃はそんなことなかったとのこと。
これを聞いて、ある体験がよみがえりました。約20年前、フランスを一人で旅行中、同じような症状に。パリの病院で診てくれたお医者さんが「ヨーロッパの人は刺されても大丈夫らしいんだけど、日本にはいない虫がいるんですよ」と言っていました。
通常のベッドバグは、数ミリ以上の大きさだというのですが、私は奴らの姿を見たことがないんです。一度だけ、ベッドでスマホをいじっていた時に、画面に小さい点みたいなものが動いていて、今思うとあれがそうだったのかな・・・。だとすると、目視では捉えられないくらい小さいってことになります!
ベッドバグ撲滅運動開始!
そこから、撲滅運動を開始しました。以下が私が施した作戦です。
1. シーツ類をまめに洗う
パリのお医者さんにも言われたことです。でも、グーグル先生によると、高温の水で洗わないと、奴らは死なないみたいで。うちの洗濯機でどれだけの温度で洗浄されているか不明なので、コインランドリーで超高温の乾燥機にかけていました。4月以降は、天日え干しにしてます。
2. プロのマットレス・クリーニング屋さんを呼ぶ
3月中旬、非常事態宣言の直前、マットレス・クリーニングの業者さんに来てもらいました(↓)
3. まめに掃除機をかける
業者さんにマットレスとソファをクリーニングしてもらった後も、虫刺されは改善されませんでした。そこで、再度グーグル先生に相談。まめに掃除機をかけろとおっしゃるので、意を決して掃除機を買うことに。実は、それまで掃き掃除とモップがけで凌いでおりました。
痒みが酷くて、すぐにでも掃除機が欲しかった3月下旬。すでに非常事態宣言に入り、家電量販店は閉店。オンラインで注文しても、いつ届くかわからないし・・・。そんな中、近所の電気屋さんに電話をして、次の日、掃除機を買うことができました。以来、洋服も靴も日用品もできるだけ近所の小さな店で買おうと誓ったのでありました。
念願の掃除機で、床はもちろん、再度、マットレスとソファをバキューム。シーツ交換時には、マットレスもバキュームするようにしています。
4. コロコロ粘着クリーナーをかける
私の予想だと、奴らはかなり小さいので、洗濯してもシーツやパジャマの繊維にくっついてる可能性あり。なので、シーツや布団、枕、パジャマなどをまめにコロコロしました。
5. シーツ類にアイロンをかける
奴らの生命力は半端ないとのことなので、一番弱いとされる熱攻撃をアイロンで与えました。
結果、何が一番効いた?
私の記憶によると、掃除機を購入してから数日で状況が改善したと思います。
つまり、奴らはマットレスのみならず、床や壁などにもいるようなので、団体さんを一気に除去するという意味で、掃除機の役割は大きいでしょう。
そして、意外に効果的だったのは、コロコロクリーナー。目には見えない小さな物体を粘着してくれるので、掃除機をかけられない布にはうってつけです。
私たちの「見えない敵との闘い」は、こうして4月上旬に終息したのでした。
その他、ポルトガル移住について(↓)
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