ボア・タルドゥ(Boa tarde)!
今日は、リスボンにいながらポルトガル全土のあらゆる伝統菓子を味わうことのできる『Casa dos Ovos Moles em Lisboa』のレビューです。
観光客のみならず、地元の人もお洒落なショップやレストランを求めて足を運ぶシアード地区の一角にあります。
日曜日の午後、たまたま通りかかり「Ovos Moles」という名前に惹かれて立ち寄りました。店内では、飲み物も提供しており、イートインできるようになっています。
「Ovos Moles」とは・・・
「Ovos Moles(オヴォシュ・モーレシュ)」とは、柔らかい卵という意味。リスボンから電車で3時間北にある都市アヴェイロ(Aveiro)の伝統菓子で、白く薄い生地で甘い卵黄の餡を包んだもの。
いろんな形があり、その質感から、これは日本のモナカの原型に違いないとずっと興味を持っていました。
これまでリスボンのパステラリアでは、見かけることがなかったので、迷わず入店。するとそこにはポルトガル全土から集まったお菓子がたくさん!
どれも500年の伝統レシピを引き継いだものだと言います。
卵黄を使ったお菓子がたくさん
ショーケースの中には、かわいらしいお菓子が並んでいます。
そのほとんどが、卵黄を使ったお菓子。その昔、修道院で衣類の糊付けに卵白を使い、余った卵黄を無駄にしないようレシピが開発されたそうなのですが、今となっては逆に卵白はどこへ行くんだろうと気になります。
何はともあれ、モナカの原型であるかを自ら味わって確認するするため、迷わず「Ovos Moles」を注文。もうひとつは適当に「Barquinhos de Ovos Moles de Aveiro」を選びました。
やっぱりモナカだ!
運ばれてきた「Ovos Moles」を手にとり、口に運んでみて、確信しました。これは、モナカの原型に間違いありません!
中身の原料は違うものの、生地と餡の食感がとても似ています。
ポルトガルから最中が伝わったという文献は見つけられませんでしたが、「ポルトガルで最中を見つけた」という記事はたくさんありました。
またひとつ、ポルトガルと日本の共通点を見つけてうれしくなりました。
もうひとつの「Baquinho」とは小さなボートという意味。中身は同じで少し厚めの生地でした。
お土産にも最適
店内を見渡すと、クッキーなどお持たせやお土産にも良さそうなお菓子を発見。卵入れのパッケージもかわいいです。
伝統菓子をアレンジしたアイスクリームもありました。今度は、カステラの原型「Pão de Ló(パン・デ・ロー)」を食べてみたいと思います。
JamonJamon
総合評価:☆☆☆☆
サービス:英語OK
雰囲気:カジュアル
価格:€(一人5〜10ユーロ程度)
*総合評価について
☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ
☆☆☆☆:おすすめ
☆☆☆:まあまあ
☆☆:微妙
☆:自己責任でお願いします
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