ボン・ディーア!
西洋の言葉って得だなって思う瞬間。例えば、先ほどスーパーに買い物に行った時、みんな並んでるのを知らずに横入りしちゃった女性に対して、警備員が「セニョーラ、あちらに並んでください」って。
私も一度、マスクするのを忘れて入店しそうになり呼び止められたんだけど、「セニョーラ、マスク、マスク!」って・・・。日本語で言ったら、「すみません、そこの方」ってくらいのニュアンスなんだろうけど、「セニョール」や「セニョーラ」の響きって、なんかイイ!
無理矢理に日本語にしたら、「殿方」とか「御婦人」とかなのかな・・・。使うとなるとかなり違和感あるけど、昔のドラマとか観ると、そんなきれいな言葉が普通に使われてた時代もあったはず。そう思うとなおさら「セニョーラ」って呼ばれるのって感慨深い。普段着でスッピンでも、背筋が伸びる感じです。
前置きが長くなりましたが、セトゥーバル旅の続きです。
名物『Choco Frito(イカフライ)』
セトゥーバルへ行ってみると、どれだけ「イカフライ推し」かを実感します。どこのレストランも「Há choco frito!(イカフライあります)」の看板だらけ。
一見、「ん、チョコレート?」と勘違いしそうな字面ですが、ポルトガル語では「ショコ・フリト」と発音します。
はじめて食した時は、イカフライと言えば日本のイカリングやゲソを想像していたので、その肉厚さに「なんか違う・・・」と思ってしまいました。
セトゥーバル発祥で、新鮮なコウイカ(choco)を使った名物料理。ぜひ食べていただきたい一品です。
名物『Choco Frito(イカフライ)』について(↓)
展望台から王様のレストランへ
昨年11月に所用でセトゥーバルへ行った時は、行き当たりばったりで店を選びましたが、今回は、『O Rei de Choco Frito(イカフライの王様)』という名前のレストランへ行きました。
正午の開店に合わせて、近くの展望台で時間調整。展望台からレストランまで、直線距離はすぐなのですが、高さが違うため、ぐるり遠回りをしなければならないと思っていた矢先、近くの窓から顔を出していた御婦人が「そこの階段降りるといいわよ」と教えてくれました。
おかげで11時58分にレストランに到着。「どうせ、時間通りにはオープンしないでしょ」とたかをくくっていたら、エントランスすぐのテーブルほとんどはすでに占拠されており、慌てて奥のメインダイニングのテーブルを確保しました。
すると、みるみるうちに満席になり、外にも人だかり・・・。うーん、さすが王様の店です。冒頭の写真にある「ショコ様」が目印。記念撮影できます。
いざ、実食!
感染予防対策としてメニューは、テーブルに貼り付けてあるQRコードで読み込みます。メインは、イカフライ、日替わり定食、ビトックなど肉料理が少しとオムレツなど品数はあまり多くありません。
お目当てはイカフライなので、もちろん問題なし。サイドとして、ミックスサラダとフライドポテト、さらにイカだけだと飽きるかな・・・と日替わり定食をすべてハーフサイズ(1/2 meia dose)で注文しました。
約10分後、テーブルに料理が並びました!うーん、大量!!!思わず、「これ、ハーフサイズだよね?」と確認すると、「もちろん、そうよ。いっぱい食べて!」だそう・・・😅
まずはサラダから。野菜の美味しさを引き立てるさっぱりシンプルドレッシング。これが最高です!おっと、一番下にトマトを発見・・・。
次は、いよいよショコ(イカ)。外はカリッと、肉厚で食べ応えがある・・・。塩加減もちょうどよく、昨年はじめて食べた時より断然美味しかったです。
これは・・・塩チャーシュー!?
そして、ナイスなサプライズがありました。さほど期待していなかった日替わり定食の肉がなんと野菜の下に隠れてた!しかも、かなりの量!そして、激ウマ・・・😭
これは塩チャーシュー!?ってほど、懐かしさと満足感のある味。ごはんももっちり系だし、一緒に食べればチャーシュー丼です!
さらにサラダとポテトがついて5ユーロぽっきり。感動しました。
それにしても、サラダのトマトもレタスの下敷き、メインの肉もごはん、サラダ、ポテトに覆い隠され・・・どういう盛り付け方なんでしょう??? ポルトガル人の爪を隠す謙遜さにもほどがあります😅
あまりの美味しさにほぼ完食。さすがにポテトだけは食べきれませんでした💦
Casa Santiago-Rei de Choco Frito
総合評価: ☆☆☆☆
サービス:テキパキ
雰囲気:カジュアル
価格:€-€€(一人10〜15ユーロ程度)
*総合評価について
☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ
☆☆☆☆:おすすめ
☆☆☆:まあまあ
☆☆:微妙
☆:自己責任でお願いします
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