ボア・タルドゥ!
最近、美味しいエッグタルト(Pastel de Nata)を食べていないので、『Pasteis de Belém』まで出かけようかと考えました。しかし、地下鉄とトラムを乗り継ぐのはちょっと面倒なので、歩いていける範囲で新しい店を開拓することに。
もちろん、近所のカフェ(Pastelaria)やスーパーなどでもエッグタルトは買えますが、出来立てではないため、あの独特な「パリッ」という食感にはほぼ出会えないのです。
リスボンでエッグタルトと言えば、『Pasteis de Belém』または『Manteigaria』が二大人気で、私の周りの少人数に限ると、日本人は『Pasteis de Belém』派、ポルトガル人は『Manteigaria』派が多いです。
以前、『Santo António』と『Aloma』という店のエッグタルトを食べたことがありますが、あまり記憶に残っていません。
エッグタルト(Pastel de Nata)についての記事(↓)
旧市街に2店舗『Fábrica da Nata』
エッグタルトの美味しさは、食べるタイミングで大きく変わると思います。いつも「ホカホカ」で「パリパリ」の『Pasteis de Belém』のエッグタルトが大好きですが、翌日食べたら、生地がクリームの水分を吸収して「モニョ」ってなってました。おそらく数時間が限界じゃないかな・・・。
さて、今回選んだのは『Fábrica da Nata』。「Fábrica(工場)」という名前だし、作業場がガラス越しに見えるので期待できそう・・・。
鉄道のロシオ駅近くの広場沿い(Praça dos Restauradores)と、ロシオ広場とコメルシオ広場を結ぶ通り(Rua Augusta)に店舗があります。今回紹介するのは前者です。
私が到着したのは午後1時半頃。行きすがらのレストランなどを見ても、旧市街の人出はまばら。非常事態宣言中とはいえ、平日の行動制限はそれほど厳しくないですが、テレワークの人も増え、観光客も減って商売あがったりでしょうね・・・。
お得なセットがいろいろ
私は、エッグタルトを持ち帰るつもりだったのですが、ランチも食べておらず、お腹が減っていたので、6個入りの箱(6ユーロ)を購入し、2個をお皿に、4個を箱に入れてもらいました。
この店、エッグタルト以外にも気になるセットメニューを発見。
「エッグタルト+ポルトワイン=3.50ユーロ」とか、「エッグタルト+ポルトワイン+バカリャウコロッケ+コーヒー=4.50ユーロ」とか。「サンドイッチ+エッグタルト+カフェラテ=2.85ユーロ」なんて、こんな好立地なのにお得すぎません?
観光客にも地元民にもやさしい店だと確信。ポルトワインって意外と飲む機会ないし、レストランで注文すると結構高いし、気分と時間帯によって、どれでも重宝しそうです。
結構、好きなタイプです!
こちらは、カウンターで注文・支払いをして、商品を受け取るスタイルです。イートイン・スペースは、広々。外にも、大きなテラスがあります。
インテリアが素敵だったので、店内の一角に陣取り、早速、実食です。
エッグタルトをつかんだ瞬間、「お、これはいいかも」と感じました。だって、温かかったから・・・。そして、一口。私の好きな生地のレイヤーが薄いタイプです。どちらかと言えば、『Belém』に近い。そしてクリームは甘め。とても美味しかったです。
翌朝の味は?
家に持ち帰った4個のうち、1個は夫がすぐ食べました。気に入ってくれた様子。よかった・・・。
そして、残り3個は翌朝に持ち越し。さてここからが「エッグタルトはいつまでパリパリを保てるのか?」という検証です。
前日の午後1時半に購入したものを翌朝7時半にいただきました。手に取った感触はやはり「ふにゃ」でした。食感も残念ながら「モニョ」気味・・・。と思いきや、底のあたりには「パリッ」が残っていました。
悪くない・・・。もちろん、買ってすぐがベストですが、十分美味しかったです。
そして、エッグタルトが気に入ったので、次回は、バカリャウコロッケとポルトワイン付きのセットにしようと再訪を心に決めたのでした。
Fábrica da Nata
総合評価: ☆☆☆☆
サービス:英語メニューあり
雰囲気: カジュアル、カフェテリア方式
価格:€(一人5〜10ユーロ程度)
*総合評価について
☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ
☆☆☆☆:おすすめ
☆☆☆:まあまあ
☆☆:微妙
☆:自己責任でお願いします
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