ボア・タルドゥ!
リスボン外出自粛生活36日目。先週は雨が多かったのですが、土曜日の今日は、気持ちの良い春らしいお天気でした。
これまでは、シーツやタオル類は、洗濯したらコインランドリーの乾燥機でカラッと仕上げていたのですが、ここのところその外出すら怖くなり・・・今日初めて、窓の外に干してみました。ベランダがなく、3階の窓から身を乗り出して干すため、今だ慣れません。靴下を落下させた経験から小さいものは家の中に干してます。
ウーバーイーツを始めたらしい
歩いて10分くらいのところにある馴染みのレストランがウーバーイーツを始めたとのこと。その張り紙に店の電話番号も書いてあったので、テキストしてみました。
「私、よくお店に行ってた日本人の〇〇です。このテキストでテイクアウトの注文できますか?」
できればウーバーイーツを使わない方がお店の儲けが増えると思ったからです。
すぐに返事が来て、「土曜日はブラジルのフェイジョアーダ(Feijoada à Brasileira)あるよ」って。初めて来店した時に、ほとんどのお客さんが食べていたので、私もいつか味わってみたいと思っていた一品・・・。
他のメニューもテキストで送ってくれたので、フェイジョアーダとチキンのビフィーニョ(Bifinhos de frango)を正午に取りに行くからとオーダーしました。
街に活気が戻ってきた!?
私は3日ぶり、夫は1週間ぶりに外に出ました。大通りには相変わらず、車や人が少ないですが、今までシャッターを下ろしていたレストランのドアが開いていたり、テイクアウトを始めていたり・・・街に少し活気が戻ったような気がします。
テイクアウトするレストランは丘の上の住宅街にあり、坂道ですれ違う人はほとんどいませんでしたが、丘の上まで行くと、バイクをいじっていたり、小さな娘と遊ぶお父さんがいたり・・・。
5月の経済活動再開に向けて、希望の光が見えてきました。
みんな元気で何より・・・
お目当てのレストランもガラス張りのドアのシャッターをすべて外し、店内が見えるようになっていました。この光景懐かしいな・・・。
前回テイクアウトした時は、裏口しか開いてなかったのに、正面のドアもテーブルで仕切られてはいるものの開いていました。
カウンターの向こうにいつものお兄さんがいて「元気?フェイジョアーダとビフィーニョだよね!」と笑顔。「ここでごはん食べられなくて寂しい」と言うと、「5月になったらきっと大丈夫だよ」って。
キッチンの中のスタッフも元気そう。いつもお給仕してくれたお姉さんの姿は見えず訊ねると、「今はお休み中、でも元気だよ」とのことで安心しました。
夫が15ユーロのところ、20払って、お釣りはいらないと言うと、すごく感謝してくれました。もう少しの辛抱だから、みんな耐えてね・・・。
フェイジョアーダが沁みる・・・
家に帰って早速ランチタイム!
フェイジョアーダは、豆といろんな部位の肉(骨付き、軟骨、ミミガー?など)、チョリソーなどを煮込んだもの。これぞ、ソールフード。国は違えど、「おにぎりと豚汁」でも食べているような感覚になります。
夫はシャンパンとクリームのソースがまろやかなビフィーニョをすごく気に入っていました。子供が好きな味・・・パスタと一緒でも美味しいと思います。ポテトとライスつき。
美味しい・・・でも、やっぱり早くお店に行って食べたいな・・・フレンドリーなお姉さんの顔も早く見たい・・・。もう少しの辛抱です。