ボア・タルドゥ!
非常事態宣言が明け、ポルトガルは今日から、次のステージへ突入しました。これからは、公共の場でのマスクの着用や屋内での人数制限、2メートルの社会的距離など、新しいルールを守りながら、経済・社会活動を行っていくことになります。
これまで感染者の爆発的増加がなかったポルトガルですが、経済活動を再開する今後、もし第2波に襲われた場合、抗体を持つ人が少ない分、他のヨーロッパ諸国に比べ、被害が拡大する可能性がなくはない・・・と不安視する記事がありました。
いずれにせよ、まだまだ安心できる状態ではないので、粛々と慎ましやかな生活を続けたいと思います。
非常事態宣言中の外出は買い出しのみ
私たち夫婦は、ポルトガル人の友人に促され、3月14日から外出自粛生活に入りました。ポルトガル大統領により、非常事態宣言(Estado de Emergência)が出された3月18日の4日前です。
外出自粛開始直前の様子を書いたブログがこちら(↓)
以降、友人との約束はすべてキャンセル。夫と二人、家でおとなしく過ごす毎日。外出は、スーパーへの買い出しのみです。
3月後半は、3〜4日に一度、4月に入ってからは4〜6日に一度と、徐々に買い出しの回数が減少。その分、週1〜2回、デリバリーやテイクアウトをするようになりました。
ニューヨークにいる友人が新コロナウイルスに感染し、過酷な闘病の様子を聞いてからは、できるなら外には出たくないという厳戒態勢でした。
しかし、4月20日を過ぎた頃、5月初旬から経済活動を再開するという報道があり、春らしい気候も手伝って、徐々に気持ちが外向的になり、24日から毎日のように散歩に出かけるようになりました。
非常事態宣言最後の1週間をどのように過ごしたか、写真を中心に見直してみたいと思います。
4月25日(土)「自由の日」
「自由の日(革命記念日)」のお祝いか、近所から音楽や楽しそうな声がしたりと、にぎやかな日でした。
私たちは、歩いて10分ほどの定食屋さんでランチをテイクアウト。その行きすがら、窓から聞こえてきた曲は革命の合図となった「
4月26日(日)
外出はせず、家でティラミスを作りました。
4月27日(月)
買い出しは一人で行っていたのですが、この日は、夫も一緒に来てくれました。私以上に外出していなかった彼にも、精神的変化があったのかも・・・。リスク軽減のため店内には私一人で。でも、荷物を持ってくれるだけでとても助かります。いつもよりたくさん買えました!
4月28日(火)
マスク嫌いの夫でしたが、少し前から、我が家でもマスクの必要性が語られるようになりました。ポルトガル製マスクが、スーパーや薬局で販売開始になるという記事を見つけ、早速、散歩がてら薬局に行ってみることに・・・。街には結構たくさん人がいました。
ポルトガル製マスクの話はこちら(↓)
4月29日(水)
ポルトガル大統領が5月4日から段階的に経済活動を再開させる方針を正式に発表しました。しかし、前日の散歩が堪え(?)、家でぐったり・・・。薬局で売っていなかった「ポルトガル製のマスク」をオンラインで注文。配達日は不明・・・。
4月30日(木)
マスクを販売しているという情報を得て、午前中、郵便局へ。5〜6人並んでおり、15分ほど待って、無事買えました。ついでにパン屋さんへ。
午後、夫が散歩に行きたいと言うので、再度外出。1日に2度も外に出るなんて久しぶり。気分が良かったので、リスボンの中心地まで行ってみようと提案しましたが、途中で怖くなり片道15分くらい歩いて引き返しました。
詳しい内容はこちら(↓)
5月1日(金)「労働の日(メーデー)」
タコが食べたかったので、近所でランチをテイクアウトしました。
この日も、午後、夫が散歩に行こうと言うので、大きな広場がある方へ向かって歩きました。途中、交通規制がかかっており、大きな音楽が聞こえ、「そういえば、メーデーだった」と気づいたのでした。
5月2日(土)「非常事態宣言最終日」
今日は、家にいるのかな・・・と思っていたら、夜8時近くなってから「散歩に行きたい」と言い出す夫。気づけば、かなり日が長くなっていました。
5月3日(日)「経済活動再開前日」
午前中、夫とパン屋さんへ。
5月4日(月)「今日から再スタート!」
初めて、マスクを着けて買い出しへ。今日からマスクなしでは、たぶん入店を断られます。店内はいつもと変わらず・・・。マスクをしているだけで、なんか守られてる感じです。
非常事態関連の記事はこちら(↓)