アズレージョな毎日

ポルトガル・リスボンから、移住、観光、食、人、文化などについて発信します

【リスボン】ローカルバスにまつわるエトセトラ

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ボン・ディーア!

 

大変、ご無沙汰しております・・・。生存確認にお便りくださった皆さまありがとうございます。私は相変わらずリスボンで元気に暮らしております。

 

実は、このブログの方向性に悩んでおりました。理由は、刻一刻と変化する世の中で情報があっという間に古くなってしまうこと。ブログという形態上、執筆にも時間がかかるし、アップデートされていない情報を発信する意味はあるのだろうか・・・と。

 

考えた末、役立つ情報はさておき、私が日々感じることをつらつら書くことにしました。人とのふれあいや体験から学んだこと、忘れたくないことを書き留めるつもりで。とても個人的な内容になるかもしれませんが、どなたか一人でも興味を持って読んでいただけたらうれしいです。

 

今日は、私の生活には欠かせないリスボンの公共交通機関、バスを利用して感じることをまとめてみます。冒頭の写真は、狭いエリアを巡回する小さなバス。みんな知り合いなのか、和気あいあいとした雰囲気です。狭い坂道をくまなく走るので、年配の方はすごく助かってると思います。もちろん、私も助かってます!

 

 

無秩序の中にある思いやり

 

小学生の頃、仙台から引っ越してきたクラスメートが「秋田の人はバスに乗る時、並ばないんだね」と驚いていました。当時の私は「は?」と、彼女の意味することが理解できませんでした。大学入学で上京し、都会では公共機関を利用する際、きちんと列をつくり順番を守ることがルールとして定着していることを知りました。

 

リスボンでも、バス停やメトロ・電車の駅できちんと並ぶということはないです(長距離バスのターミナルや観光客でごった返すトラムなどは並びます)。秋田出身でリスボンに住むものとして言い訳すると、東京より格段に人が少ないから、あまりその必要性がないのかも・・・?

 

しかし、リスボンで頻繁にバスに乗っていると、気づくことがあります。一見すると無秩序な世界で、ちゃんと秩序があるんです!

 

例えば、バスが到着した時、5、6人待っていたとしましょう。列をつくっていないものの、お互い誰が一番長く待っていたかをなんとなく把握していて、一歩下がったり、手招きしたりして譲り合います。そして、年配の方は順番関係なく優先されます。

 

 

車内通話は問題なし⁉︎

 

車内では、必ずと言っていいほど、誰かが電話でしかも結構な大声で話しています。特に誰も迷惑だと思っていない様子・・・。余談ですが、アメリカ人の友だちが「日本の電車は図書館にいると錯覚するくらい静かだった(心地の良いものではなかった)」と言っていました。マナーは文化によってさまざまですね。

 

そんなこんなで、騒がしい車内ではありますが、乗客同士の思いやりは見受けられます。ベビーカーを押した人が間口の広い真ん中のドア(降り口)から乗車してくると、ドア付近の人がすばやく手伝ってくれます。

 

バスの前方には優先席があるのですが、そこが満席だと、高齢の女性がさらに高齢の人や松葉杖をついた若い男性に席を譲ったりするんです。しかも、瞬発力がすごい!元気だし、素敵です・・・。

 

イヤフォンをしたイケイケの若い女性が隣に座ってきた高齢の女性に、イヤフォンを外して「降りる時、手助けが必要なら声かけてください」と言ってるのを聞き、心の中で、「やるじゃん、若者」と、にやけたこともありました。

 

そんなさりげない風景を頻繁に目にしていると、私も少しフットワークが軽くなり、戸惑うことなく、乗車口の段差に苦労しているおじいさんの背中を支えたり、高齢者の方がたくさん乗ってきたら席を立ったり、ちょっとした配慮ができるようになった気がします。みなさん、可愛らしく「Obrigadinho(Obrigado)」と言ってくれます。

 

 

運転手には日本式を導入して!

 

一方、バスに乗るといつもヒヤヒヤすることがあります。急がないはずのポルトガル人が降車する際はとてもせっかち。降りるバス停のひとつ前には降車ドア付近で待機し始めます。時にはまだ動いているバスの中で立ち上がる高齢者の方も・・・。みんな、バスが停まってから動こうよ、といつも心の中で叫んでいます。

 

なぜ、こうなるのか考えました。おそらく、運転手(全般)がせっかち(または注意力不足)なんですよ。だって、おじいさんやおばあさんがゆっくり降りてる最中にドアを閉めようとすることが多々あるんです。乗車の際も、乗客が席に着く間も無く発車しちゃう・・・。

 

こればかりは危なっかしてて見ていられないので、ぜひバスの運転手には日本式マナーを叩き込んでほしい!「発車しますので手すりにおつかまりください」、「停車してから席をお立ちください」とか、当たり前に声をかけてくれる日本はすばらしいと気がついたのでありました。

 

 

その他、小さなカルチャーショック

 

  • 日本の皆さん、バス停で立っているだけではバスは止まってくれません。乗りたいバスが来たら手を上げて合図をしましょう。私は携帯をいじっている間にバスに素通りされたことが何度かあります・・・(涙)。

 

  • 路線の途中で悠々と運転手が交代することはよくあります。しょっちゅうバスに乗っていると交代ポイントがわかるようになった気がします。

 

  • 時刻表はあってないようなもの。バス停に貼っている時刻表を見ながら、「バス遅れてますね」と隣の人に話しかけると、「そんな時刻表は当てにならないから、ひたすら待つだけさ」と笑っていました。でも、Googleマップやバス会社のアプリは結構正確です。

 

  • 運転手が道を間違えるというハプニングにも数回でくわしました。乗客が一斉に「(曲がるの)ここじゃないだろ!」と突っ込んだのが面白かった・・・。その後、後部座席の人の「オーライ、オーライ」に合わせてバックで戻りました。

 

 

いつも利用しているバス会社のCM

こんな優しそうな運転手さんばかりではないですが・・・。乗車の際に「ボン・ディーア」と声をかけると、返してくれるのは8割くらいかな・・・。

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タクシーの運ちゃんもアタリ・ハズレあります

私はリスボンのタクシーを基本信頼しているのですが(あまり利用しないけれど)、一度ハズレがありました。私の住所を知らないのはいいとして、ナビをうまく使えない・・・。英語も話しそうにもなかったので、なんとかポルトガル語で「そこ右・・・しばらく真っ直ぐ・・・で左」てな感じで家まで送ってもらいました。その経験からタクシーを疑問視し始めた矢先、深夜でUberのレートが激高だった時、近くにいたタクシーの運ちゃんに「〇〇まで行きたい(通りの名前)」と乗る前に確認すると、「〇〇の近くだろ(駅名)」を答えてくれ、これならいけると乗り込むとナビも見ずあっという間に送り届けてくれました。しかも料金はUberの半分。これだからタクシーはやめられない(あまり利用しないけどね)。

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