アズレージョな毎日

ポルトガル・リスボンから、移住、観光、食、人、文化などについて発信します

【リスボン】エッセンシャル・ワーカーが住みやすい街に

f:id:realtabimosotabi:20200708020825j:plain

ボア・タルドゥ!

 

今日もリスボンは最高気温35度。食料の買い出しにも行かず、家で大人しくしていました。

 

上記の写真は、リスボン市が発行する雑誌の1ページ。リスボンの街に自転車レーンを設置する計画についての記事です。

 

先日出かけた水族館周辺やテージョ川沿いには、すでに自転車レーンがあります。また、近所の大通りも、いつの間にか車道の一車線が自転車専用に変わっていました。

 

交通渋滞を減らすためと、新型コロナウイルス感染状況も踏まえ、より安全な移動手段として自転車が推奨されているようです。

 

 

パンデミックにより優先順位が変動

 

パンデミックという未曾有の経験を通して、私たちの生活を支えている必要不可欠な仕事(エッセンシャル・ワーク)の重要性をあらためて認識しました。

 

医療従事者をはじめ、電気や水道、インターネットなどのライフラインを守る人たち、農業、漁業、市場関係者、薬局やスーパーマーケット、公共交通機関で働く人たち、警察など市民の安全を守る人たち・・・。個人的には、ステイホームで荒んでいく街をいつもきれいに掃除してくれたり、週3回ゴミを回収してくれる人たちの存在が本当にありがたかったです。

 

一方で、エッセンシャルワーカーは、感染のリスクが高いにもかかわらず、高収入なわけではありません。さらに、近年の観光バブルで、短期アパートが増え、家賃が高騰し、長年住んだアパートを出ていくことになった人も多いそうです。

 

しかし、コロナにより状況が一変した今、街づくりにおいての優先順位も大きく変動しようとしています。

 

 

エッセンシャルワーカーを優遇

 

リスボン市長の新たな都市計画を紹介する記事がありました(↓)

www.independent.co.uk

 

パンデミックにより、短期レンタルが3分の1を占めるリスボン中心部からは、観光客が消え、住人もまばらだと聞きます。人は街を動かす血液であり、血液なしでは街は死んでしまいます。

 

そこで、リスボン市は、医療従事者、公共交通機関や教育機関で働く人たち、あらゆるエッセンシャルワーカーとその家族が安心して住める長期アパートを提供すべく、家賃の一部負担するプログラムを開始しました。

 

彼らが徒歩20分以内で通勤できれば、パリやメルボルンなどが直面している都市の無秩序化や交通渋滞を避けることもできます。

 

また世界的にリモートワークが基本形態となれば、価値観が多様化し、郊外に引っ越す人、また車を手放し、身軽で便利なアーバンライフを選ぶ人など、都市の再編が進むでしょう。

 

 

美術館ではなく”生きる街”に

 

人々の生活を支えるエッセンシャル・ワーカーが暮らしやすい街に・・・。 

 

さらに、必要な人たちが働く場所の近くに住めば、交通渋滞や排気量は自ずと減り、地球温暖化や生活環境が改善されます。それは、世界中の大都市がロックダウンし、大気汚染が一気になくなったことが物語っています。

 

同時に、高齢者が家賃高騰や短期アパートへの移行で長年住んだ街を出ていくことのないよう新たなプログラムも進めているとのこと。

 

リスボン市長は、「旅行者にはできるだけ早く帰ってきて欲しい」とした上で、「今は変わるべき時。長い目で見れば、旅行者にもよい影響があるはず。リスボンは、美しいだけの美術館ではなく、人々が暮らす環境にやさしい街でなければならない」と強調しています。

 

  

その他、リスボン関連の記事(↓) 

www.myeverydayportugal.com

www.myeverydayportugal.com

www.myeverydayportugal.com

www.myeverydayportugal.com

www.myeverydayportugal.com

www.myeverydayportugal.com

www.myeverydayportugal.com