ボア・タルドゥ!
夏休みを利用して、1泊2日で『エリセイラ(Ericeira)』という街へ行ってきました。リスボンの北西50キロ程にある海の街で、『World Surfing Reserves』に認定されているサーフィンの聖地らしいです。
今回は、私たちが利用した交通機関について紹介します。
ポルトガル各地へはバスが便利
できることならレンタカーで旅行したいのですが、運転免許証の移転がまだ完了していないため、現在はまだポルトガルで運転することができません。
しかしながら、ポルトガル国内は、鉄道やバスの路線が充実しています。特に、バスは安価で、リスボンから1本で行ける場所がたくさんあります。
路線により、バス会社が異なりますので、下記のサイトで「行き方」を検索します(↓)
検索結果、『Mafrense』というバスがエリセイラまで走っていることがわかりました(↓)
出発地は『Campo Grande』
エリセイラ行きのバスは、『カンポ・グランデ(Campo Grande)』駅前から出ています。指定の乗り場を探して待ちましょう。
出発時間の5分前くらいになると、ドアが開き、列の順番で乗り込みます。料金は運転手さんに支払います。往復(ida e volta)か訊かれることがありますが、予定が変更になるかもしれないのでいつも片道にしています。
『世界遺産 マフラ国立宮殿』をチラ見
このバス路線ですが、リスボンからいくつかの街を通ってエリセイラまで行きます。通常、高速道路を使って35〜40分のところ、1時間〜1時間半以上かかります。
1日に数本の「ほぼ直行便」、または、いくつかの街に停まらない「急行便」がありますので、出発時間と到着時間をチェックして、何時のバスに乗るか決めるのが良いでしょう。
私たちが乗ったバスは、11時20分発、12時12分着のものでした。『マフラ(Mafra)』という街周辺のみ停車する「急行便」です。
期せずして、世界遺産である『マフラ国立宮殿(Palácio Nacional de Mafra)』を車窓から見ることができました。圧巻でした。こちらを見学したい人にとっても、このバスは便利です。
エリセイラのバスターミナル
終点は、エリセイラのバスターミナル(Intermodal Ericeira)です。こちらから、エリセイラ・ヴィラへのバスも出ているようです。
私たちは荷物もほとんどなく、お目当てのレストランまで徒歩15〜20分程度だったので、歩くことにしました。
バスターミナルから、ホテルやショップ、レストランが集中する街の中心までは下り、つまり帰りは上りです。
「バスが来ない!」事件発生?
エルセイラからの帰り、ちょっとした事件がありました。土曜日だったので便が少なく、午後2時35分発に乗ろうと、1時間近く前からバスターミナルで待っていました。
30分前くらいから徐々に人が集まり始め、「リスボン行きのバスはここでいいんだよね?」とサーファーのお兄さんに訊かれたりしました。
しかし、駐車しているバスはたくさんあるものの、出発時間が迫ってもバスや運転手は現れず、ついに出発時間を過ぎてしまいました。多少ざわめいてる感はあるものの、みなさん静かに待っています・・・。
この感じ・・・あの時に似ている!そう、鉄道のストライキで電車が来なかった時です(↓)
またも、ストライキかとウェブサイトをチェックするも、そんな情報はありませんでした。
祝日だったというオチ・・・
出発予定時間から遅れること20分。運転手らしき男性が駐車してあるバスに乗り込みました。そして、5分後、乗り場に移動してきました。
何事もなかったように、客を乗せ始め、私は「これがポルトガルなの?20分以上遅れてもマイペースだし・・・」と呆れていました。
すると、夫が「それにしても、まるで遅れるのを知ってたかのように、今ターミナルに来た人が何人もいるのが不思議だ・・・」と呟き・・・ピンと来ました。
「今日ってもしかして祝日(feriado)じゃないの!?」
確認すると、『Assunção de Nossa Senhora(聖母の被昇天)』なる日でした。さらにバスの時刻表(日曜・祝日用)を確認すると、私たちが乗ろうとしていた午後2時35分はなく、午後3時5分発っていうのがある・・・。
すると、ドアが閉まり、バスは定刻で出発したのでありました。ポルトガル・・・疑ってごめんなさい。あなたたちは間違ってなかった。勘違いしていたのは、私たちでした・・・。
また、ひとつ勉強になりました。
エリセイラ旅の続き(↓)
その他、リスボン発の旅はこちら(↓)